本当の写真の魅力

本当の写真の魅力

先日、とある業界では有名なフォトグラファーの方が講師をされている、写真のワークショップに行きました。

私は元々スチール写真にはあまり興味がなく、仕事の都合上で参加しただけだったのですが、これがとても面白くて、いっきに写真の世界に魅せられました。

そのワークショップでは、「キレイな写真」や「カッコイイ写真」を撮ることは禁止。「写真で自己表現をする」ということを否定し、被写体は「自分が特に好きではないものを選ぶ」というルールです。

講師の方いわく、「自分の好きなものをカッコよく撮っているだけでは、世の中に溢れているもっと面白いものに出会う機会を失ってしまう。写真とは、本来そういうものと巡り会うためのものなんです」とのこと。

そのお話を聞いて、自分が写真にあまり興味がなかった理由も、「写真で自己表現している」のが透けて見えるのがつまらなかったからなんだな、と気づきました。

その後は実際に街へ出て自分で「コレ」と決めたものを撮影することになりました。私は「照明」をターゲットにし、照明らしきものを見つけたら何も考えずに片っ端から撮っていきました。

そうしてたくさんの照明を撮っていくと、自分が思い描いていた照明とは全然違うタイプの照明が、どんどん見つかっていきます。

更には、「電光看板は照明なのか?」とか「提灯は照明なのか?」など、照明の定義さえ自分の中でどんどん曖昧になっていきます。

撮影後は、皆が撮った写真をプロジェクターで映し、ひとりひとり自分が撮ったものについて解説しながら発表していくのですが、これがどれも面白いものばかり。

ガラリ、張り紙、鍵、排水パイプなどなど、普段は誰も興味を示さないようなものばかり撮られているのに、不思議とすべてが新鮮なものとして目に飛び込んできます。

そして私と同様、参加者の皆さん全員が、自分が決めた被写体の定義が曖昧になっていました。

今回の写真ワークショップを受講して、写真の本当の面白さは、写真の芸術作品としての美しさや完成度ではなく、一見なにげない日常を切り取ることで、自分の思い描いていた世界が揺らぎ、破壊され、再構築されていくところにあるのではないか、と強く感じました。

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正座のすすめ

床にじかに座るとき、あらゆる座り方があります。体育座り、あぐら、正座など。わたしはこれまであぐらばかりを選択していましたが、今は正座をするようになりました。これが一番落ち着くのです。

正座をするようになった切欠は、猫背の改善です。あぐらをかいていると、どうしても上体が前に垂れ気味になってしまい、猫背となってしまうのです。この猫背が原因となり、肩や腰にコリを生じました。これら症状を改善するためにも、最も私に適した座り方は何かと試した結果、正座が一番だったのです。

人によっては、あぐらよりも正座の方が足腰に負担がかかるという見解もあるようですが、正しい正座姿勢を行なえばそのようなことは無いようです。正座は骨盤の姿勢が安定しやすく、一番腰に負担が少ないという理想の座り方なのです。背筋がしっかり伸びるので、背筋力が鍛えられ、私のような猫背解消にも最適なのです。

私は子どもの頃から猫背気味で、不良姿勢が悩みの種でしたが、正座を始めたことで背筋を伸ばす姿勢が気持ちよくなり、猫背をかなり解消することができました。

また、正座によって得られるのは、精神的なものもあります。こころがざわめいて落ち着かないとき、正座をしてゆっくりと時間を過ごします。すると心が安定してきて気持ちが整理できるのです。古くから精神修行で正座が取り行なわれているのも、納得できます。

正座をするようになって私が得た物は、この精神的改善の方がむしろ多かったです。私は本来、何をするにも気が急いてしまう性格で常にあくせく動いてしまっているのですが、正座をすることでゆっくりすることの大切さを知ることができたのです。

ゆっくりすることで、集中力は高まるのです。読書に集中でき、音楽にも集中できるようになります。記憶力も高まります。あれこれ急いでやれば効率通いというわけではないのです。

これは子どものような純粋な心を取り戻した気持ちにも近いと思います。純粋に1つのことに熱中することの大切さ。シンプルな生き方。いろいろと問題を抱える大人には簡単に思えて非常に難しいことです。

今何か、大きなトラブルを抱えている方、時間に追われて急いている方。一度気持ちを落ち着かせるために自分の部屋で静かに正座してみませんか? きっとリラックスできるはずです。急ぐことだけが全てではないと、考えいたることができるはずです。